ドル円は200日線におさえられる展開
ドル円は週初は円安気味で、146円60銭までいきましたが、9日線におさえられて下落。週末にかけて円高気味の推移で、200日線も割り込んできています。
金曜日の動きを見てみると、142円40銭まで戻して、その後下落しました。
月曜日は日銀関係者の発言が報道されて一気に1円ほど円安になり、その後円高。金曜日は連銀関係の発言でまた一気に円安になり、その後円高という流れとなり、なんらかの発言があったという報道で動き、その後落ち着くという流れの1週間でした。
週半ばにFOMCがありましたが、予想通り変化なし。
政策金利は5.25-5.50%を維持しました。
米コアCPIは前月比+0.3%(前年比+4.0%)
12日に発表された米CPIですが、コアで+0.3%でした。
物価上昇も落ち着きを取り戻しつつあるようです。
米2年債と10年債が逆イールドになっていることから、市場の関心はいつごろリセッションに入るのか、ソフトランディングできるのか、が注目されています。
11月の雇用統計も失業率3.7%(予想3.9%)、雇用者数の伸び19.9万人(予想18.3万人)という結果と、今回のCPIを見て、ソフトランディングできるのではないか、という安心感につながっているように見えます。
市場の注目は、FOMCが来年のいつごろ利下げに入るのかに集まりつつあり、ブラックロックなどは、来年の6月前後を予想しているようです。
市場予想では、3月が54%、5月が50%となっています。
2024年末までに、4.00-4.25%までの利上げを見込んでいるようです。
2023年末は、5.25-5.50%なので、およそ1.25bpsの利下げを見込んでいます。
🇺🇸 木曜FOMC
— 後藤達也 (@goto_finance) 2023年12月10日
日本時間・木曜未明にFOMC。今回は金利据え置きが確実視されています。利上げは打ち止めで、早ければ来年3月にも利下げする可能性が意識されいます。2024年は計1.00-1.25%の利下げが見込まれています。木曜はドットチャートやパウエル会見で、どういう見通しが示されるかが焦点です pic.twitter.com/8zTcnTvZ4z
FRB議長も利下げを視野に入れ始める
パウエル議長も
✅ パウエルのピボットが開始
— SOU⚡️仮想通貨 / ビットコイン (@SOU_BTC) 2023年12月13日
- 12月1日:いつ政策が緩和されるかを...推測するのは時期尚早だろう
- 12月13日:利下げは「視野に入り始めた」ものであり、「明らかに議論のテーマだ」
2週間でいったい何が変わるのだろう🤔 https://t.co/sXw2krgPCE
来週は日銀会合
来週は日銀会合です。19日の午後に政策金利が発表される予定です。
日銀会合の注目点は、マイナス金利の解除とYCC(イールド・カーブ・コントロール)の解除です。
12月か来年の1月に解除されるのではないか、との予想が多いですが、月曜日と火曜日は思惑で大きく動く可能性もあります。