三角持ち合い
今週はドル円が1円以上下落して、ボラティリティが大きくなりました。
4月29日と5月2日に為替介入があり、一時152円を少し割れるまでドル円が下落しましたが、その後は少しずつ値を戻し、156円80銭近辺まで上昇し、また153円半ばまで調整、その後156円近辺までまた戻す、という流れになっています。
流れを見てみると
4月29日 160.23(高値)
5月3日 151.83(安値)
5月14日 156.78(高値切り下げ)
5月16日 153.60(安値切り上げ)
という形になっていて、三角持ち合いの形になっています。

日米金利差
4月末の1-3月GDPが予想を大幅に下回ったのを皮切りに、5月初旬のISM製造業、非製造業はともに50割れ、雇用統計も予想に届かずとなっていますが、PPI、CPIに鈍化は見られず、不況下のインフレ=スタグフレーションが現実化してきています。
4月1日は0.7%台だった長期金利が直近で0.95%前後で推移しています。
ここまで日米金利差で買われていたドル円ですが、基調に変化があるかもしれません。
2年債と10年債の金利差のチャートです。


両方とも似た形ですが、
①価格が50EMAより下にある・・下落
②20EMAが50EMAより上にある・・上昇
③20EMAが上向きである・・下落
とトレンド判定のうち2つで下落をしめしています。
まだ、DCが発生していないので決定的ではないですが、金利差の拡大が縮小に向かう局面にきているかもしれません。
逆イールド解消
アメリカの弱い経済指標をうけて、年1回の利下げは確実、2回の利下げがあるかどうか、という状況になってきました。
利下げとドル円相場は、Y=2.1021X × 157.42 になっていて、1回利下げの織り込みで155.31、2回利下げ織り込みで153.21となってきます。
現在逆イールドの幅が0.4%ぐらいですが、0.25bpsの利下げを2回織り込むと、短期金利が0.5%下がると見込まれるので、逆イールドが解消に向かいそうです。(ブルスティープニング)

これは逆イールドの期間を示した図ですが、逆イールドは2022年7月4日の週から発生しているので、2024年5月18日時点で684日の逆イールドとなっています。
戦後最長であり、1929年の世界恐慌の前に記録した700日に接近しています。
戦後逆イールド発生後にはリセッションが発生しています。
5月17日時点ではまだ0.4%ほどの逆イールドですが、今後FRBが利下げ25bpsが二回あれば、逆イールドが解消されると見込まれます。
利下げ時期は9月と12月という見方が優勢です。
